資英館日誌ー夢と個性によりそう学習塾をめざしてー

主に、英語学習、塾の運営状況について書いていきます。

英語を勉強するとき、「文法」を「表現」と考えるようにしよう!!

英語を勉強しているとき、文法って面倒臭いな、、、とか、伝わればいいよ!って思ったりしませんか? 確かに、文法の勉強って、大変ですし、面倒なものです。しかし、嫌われがちな英文法は、じつは、英語表現そのものなのです。

 

英文法は、英語表現とは一体どういうことでしょうか。

たとえば、過去形を知らない人は、過去を表すことができません。過去に起きたことを正確に、表現するために、過去形を学んでいるのです。

 

「伝わればいいじゃないか!」という意見があるのも、わかります。しかし、勉強するのに、あえてブロークンを目指す必要もないのです。現在では、小学校から英語を学習する児童が増え、日本人が英語学習にあてる勉強時間も増加していくことでしょう。そして、2020年度には新大学受験制度が実施されます。

 

2020年度から始まる、英検やIELTSなどの英語四技能試験を活用した大学受験は、一見、日本人が弱い「話す能力」や「書く能力」を伸ばすための運用であると思えます。しかし、話す、書くの根幹には、単語力、そしてそれを用いる文法力が必要になります。話す場合には、これにプラスして、発音、書く場合は、論理構成力が問われます。たとえば、英検も準一級以上、IELTS6.0以上を目指すのであれば、文法力の正確性は、確実に加点減点対象になります。

 

では、どうやって文法を学ぶべきなのでしょうか。わたしは、文法を速習するべきだと思います。中学生であれば、集中的に3ヶ月程度で、3年間の英文法事項を学び、残りの期間は、英語をいかに表現するか、語彙力を増強し、長文を読みこなす訓練に当てるべきだと思います。大人のやり直し英語であれば、つべこべ言わずに、1週間で、英文法書を読み込めば、良いのです。

オススメは、フォレストです。これを1週間で読みこみます。

総合英語Forest 7th Edition

総合英語Forest 7th Edition

 

 そして、読んだらまた読む。これを繰り返せば、Toeicで700は軽くとれると思います。

 

「そんなに速く勉強して、中学生が大変だろ!!」という方も、いらっしゃると思います。しかし、わたしが教えた生徒で、中学1年生から、4ヶ月で英検3級に合格した生徒がいます。彼は、数学が得意な生徒で、英語が苦手だと言っていたのですが、わたしのコーチングで、1ヶ月で英検4級(中学2年修了程度)、そして、その後の3ヶ月で、英検3級(中学3年修了程度)に合格しました。

 

こうした経験から、中学英語の文法項目の学習は、遅すぎると思っています。文法は、表現であり、自分の考えを正しく伝えるためのツールにすぎません。文法を勉強することは、自分の英語の枠組みを作り上げることになります。